スキスキ・ゴーストパイプフィッシュ

　ダイビングをやる理由って、人それぞれあると思います。
地形が好き、沈船に歴史のロマンを感じる、宇宙遊泳のように海で漂う事が好き…。ＥＴＣ。
その中でもやはり一番人気は、魚が好き！ではないでしょうか?

　また、魚といっても、大物派、マクロ派、色々こだわりがあると思います。
私ももちろん、マンタやジンベイ、見れちゃったら最高、嬉しいです。
私は目に入る魚、なんでも大好きなのですが、一緒に潜るお客様に良く言われるのが、
「フグ系、好きですよね?」
…自分ではあまり意識して無いんですがね～。でも確かに可愛くて大好きですが。

でも最近、自分で見つけることが出来て「やった～！！」と心の中でがっつポーズを入れるものが、今回のタイトル、ゴーストパイプフィッシュ（ニシキフウライウオ）です。

　なぜ、この子にこんなに思い入れがあるかというと、それは私が4ヶ月前ＰＨＵＫＥＴに来て間もない時にプーケットリピーターのベテランダイバーＹ様とピピオーバーナイトに参加したときです。
Ｙ様のご希望は「ニシキフウライウオが見たい。」でした。が、言い訳するのではないのですがＭＡＬＴＡではレックダイビング専門だった私。魚のいない地中海の海で、目がマクロモードになれてなく、結局探す事が出来なかったのです。その時にＹ様に言われた言葉が、「ニシキフウライウオを見つけられたら一人前のイントラとして認めてあげるよ」だったのです。

　だからそれから1ヵ月後、コ　ドクマイでこの子が目に入ったときは、本当にばんざーい！！でした。
そして年明け1月に再びプーケットに来てくださったＹ様に開口一番、
「見つけれたよ～！！」でした。
「おお、そうか～！やったじゃん。」とＹ様に言ってもらえたのもすごく嬉しくて、コドクマイ方面にダイビングに行ける時はいつも、「今日も出会ってやる!!」と気合が入ります。
でもやはりこればかりは自然の気まぐれなので、見つけられるときもあれば、ぜんぜんどこにもいらっしゃらない時と様々。

　写真は先日アドバンス講習中に見つけたフウライウオ君。
かわいー。と思ってしまう私は変??
　昔、ただのオープンウォーターダイバーだった私は、ガイドがやはり今思えばコ　ドクマイかシャークポイントで「ホラ、ニシキフウライウオ!!」と、教えてくれても「ふーん。なんか藻のかたまりみたい。これが何なの?すごいものなの??」程度で特別に感動する事も無かったです…。
ただログブックに「藻のかたまり」と書いただけでした…。
今ならあのガイドの気持ち、分かりますよ～。

今の私の目標はニシキフウライウオの透明バージョンを探し出す事です。

というわけで本日はフウライウオ君にスポットを当ててみました♪

ＢＹ　ＦＵＭＩＫＯ
http://www.bluemarine.info/